地球丸フォトエッセイ

「地球はとっても丸い」プロジェクトのメンバーがお届けする、世界各地からのフォトエッセイです。
掲載写真・文章の転載については、編集部までご相談下さい。
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第1回 自然の美しさに感謝
連載『虹の州ハワイより』
文・写真:堀内章子(ホノルル・アメリカ合衆国)
カピオラニ公園から眺める夕日
 ハワイのホノルルに住み始めて2年ちょっと。常夏ハワイでも季節の変化がちゃんとある。秋らしくなってくるのが、ハローウィンつまり10月末あたりから。日中の日差しが少し弱くなり、夕方からはぐっと涼しくなる。これが4月はじめごろまで続く。長袖を着る機会も増えて、ちょっとファッションが楽しめることもあり、私の好きな季節でもある。4月ごろからメキメキと太陽の力が強くなり、8月ごろまでかなり暑い。そして9月から10月は暑いだけでなく、風も止んでしまう時期が数日から数週間ある。この時期はいただけない。ひたすら涼しくなるのを待ちわびるしかない。

 夕方5時からの息子のサッカー練習も、だいぶ日が短くなり、終了する6時には日が沈みかけてしまう。でも空気も澄んで、風も心地よく吹く日の夕焼けは美しい。息子と一緒にしばらく眺めていた。

 ホノルルでは、日夜問わず、一瞬立ち止まりたくなるような美しい景色に度々出会う。高層ビルも少なく、東京にいたころに比べ空が大きく見える。夜空の星も、驚くほど多く見え、満月の夜はその光で少し明るく感じられる。そして虹の州ハワイだけあり、何十回と虹を見る事ができる。多くの自然をこれから折に触れ紹介していきたいと思う。

≪堀内章子(ほりうちしょうこ)/プロフィール≫
フリーランスライターは98年の長女の出産を機に。以後シンガポール、サンフランシスコと主人の駐在で移動を重ね、2001年東京に。その後独立し、ライター、編集、そして07年からは家族4人でハワイに移り、対日本マーケティングのコンサルタントと3足のわらじ状態に。 親子留学ってどうなの?のブログ

 

第2回 青空なのに雨
連載『虹の州ハワイより』
文・写真:堀内章子(ホノルル・アメリカ合衆国)
青空なのに雨 虹の州ハワイ
 ハワイは“レインボーステート”虹の州と言われるほど、虹をよく見かける。ダブルレインボーと言って、二重に虹のかかる場面にも何度となく遭遇した。ハワイは不思議なところで、青空が出ているのに、雨が降ることもよくある。アメリカ本土からやってきた人もこれが非常に不思議なことに思うようで、よく私に話してくれる。確かに、スコールのようにパサパサと降って止む。もちろん黒い雲がモクモクと上空にやってくると、どしゃぶり雨の前兆だ。 

 最近はどんな雨があとどれくらいでやってくるか、少しは予測が立つようになってきた。日本の天気予報はかなり正確で、午後3時ごろから雨というと、本当に雨になる。3時間毎の天気予報もすごいものだ。しかしハワイの気象情報はそんなに細かくないし、大方いつも変わりばえしない。温度も天気も1週間予報が出てくるが大方同じ。そんな訳で、自然と人間本来の“本能”的なもので天気を察知するようになってきている。

 この前、車を運転したら、晴れなのに、雨、そしてなんとその向こうに虹という光景をみかけ、思わずシャッターを切った。車の中からなので質はそれほどよくないが、この不思議な天気をみなさまにもお届けしたいと思う。

≪堀内章子(ほりうちしょうこ)/プロフィール≫
フリーランスライターは98年の長女の出産を機に。以後シンガポール、サンフランシスコと主人の駐在で移動を重ね、2001年東京に。その後独立し、ライ ター、編集、そして07年からは家族4人でハワイに移り、対日本マーケティングのコンサルタントと3足のわらじ状態に。
第3回 紺碧の海とハイキング
連載『虹の州ハワイより』
文・写真:堀内章子(ホノルル・アメリカ合衆国
紺碧の海
 ハワイに住んでもうじき3年。車で10分とかからない所に初心者にぴったりのハイキングコースがあることを知りつつ、どうも暑さに苦手な私は挑戦しないでおりました…

 先月やっと息子のボーイスカウトの活動として家族で、ハイキングをすることが決定。その場所が、そう!この場所、マカプウハイキングでした。

 朝8時に集合。坂道を歩くことに慣れていない私は最初の10分は息切れ状態。運動不足を実感。最近すっかり歩くことしていないからなぁ〜。でも人間って不思議です。しばらく歩いているとその息切れもなくなり、足も幾分軽くなって坂道もさほどきつくなくなっていました。(よかったぁ、まだまだ年寄りではなかった)

 ハイキングコースとしては初心者クラス。頂上までは約1時間で登ることができます。

 途中何カ所か、アウトルックスポットがあり、ハワイの冬である12月から3月初旬であれば、くじらが優々と泳ぐ姿を目撃することもあると聞く。今回は残念ながら見つけることができなかったけれど、真下に見える海の紺碧さに感激しました。エメラルドグリーンの海も素敵ですが、この深い青い海の色、引き込まれてしまいそうな、そんな色です。写真に小さく写っているのは、人気テレビドラマ「LOST」の撮影でも使われた灯台です。

 その先に進むといよいよ頂上。ここから見える景色はなかなか。オアフ島の北東部のカイルア地域まで見ることができます。

 帰りは楽です。30分もしないでスタスタと戻ってくることができました。日差しが強いホノルル。早朝の出発が必須です。下山したら10時近く。既に太陽がサンサンと照らし続け、またまた日焼けしてしまいました。


≪堀内章子(ほりうちしょうこ)/プロフィール≫
フリーランスライターは98年の長女の出産を機に。以後シンガポール、サンフランシスコと主人の駐在で移動を重ね、2001年東京に。その後独立し海外企画を専門とする編集業務会社を設立。07年からは家族4人でハワイに移り、ライター、編集、そして今年よりハワイの親子留学代行業務も開始。
第4回 サーフィンのメッカ、ノースショアー
連載『虹の州ハワイより』
文・写真:堀内章子(ホノルル・アメリカ合衆国)
サーフィンのメッカ、ノースショア
 ホノルル•ワイキキより車で40分から50分走ると、世界中のサーファー、プロサーファーが集まるノースショアーに到着する。方角はオアフ島の北部にあたる。

 夏のノースショアーは、ほとんど波がなく穏やかな海であるが、秋からは、それが一変し、怖い海になる。もちろん波も高い。15フィートから20 フィート(5〜6メートル)にもなる日がある。でもそれだけでなく、波が沖へ引っ張る力も、それは強いものであるとサーファーからも聞く。あまり知らない観光客や、慣れないサーファーは溺れかけてしまうほどだ。ノースショアーは、見るからに強い海へとその形相を変える。

 ノースショアーには、いくつものブレイク•スポット、サーフィン•スポットがあり、「7マイルミラクル」と呼ばれる道がある。それは、1本道に次々と夢のビーチが続く、サーファーたちにとってあこがれの場所でもある。ノースショアーのビーチに行く前にあるハレイワという町から始まり、代表的なものでは、ラニアケアビーチ、チャンズリーフ、レフトオーバー、ワイメアベイ、シェークスコーブ、パイプライン、サンセットビーチと続く。パイプラインはご存知プロサーファーたちが、コンテストを行う場所。 週末ともなると、その波の様子と、サーファーたちの様子を車越しからでも見たい観光客で、のろのろ運転になってしまう!

 サーファーなら、天国のような場所ノースショアーであるが、ホノルルやワイキキとは全然違う素朴な町に住むここの住民にとって、波のよい日ごとにこのような渋滞が続くのでは、迷惑な話かもしれない。


≪堀内章子(ほりうちしょうこ)/プロフィール≫
フリーランスライターは98年の長女の出産を機に。以後シンガポール、サンフランシスコと主人の駐在で移動を重ね、2001年東京に。その後独立し海外企画を専門とする編集業務会社を設立。07年からは家族4人でハワイに移り、ライター、編集、そして今年よりハワイの親子留学代行業務も開始。




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